- 筋トレは、脳にスイッチを入れるためだけの仕事
- 効果的なスイッチの入れ方は、7秒間、筋肉に限界の力を入れること。
- 時間は5分で充分。60分、90分というのは、長すぎる。
詳細
トレーニングを継続していると、
「いったい、どれくらいの時間をかけるのが効果的なのか?」
という疑問が出てきます。
また、分割法などで毎日ワークアウトするにしても、
1回のトレーニングにかかる時間が長いと、
続かない原因にもなりますし、
毎日の生活の負担にもなります。
また、「土日にまとめて」
というスタイルの場合、
一般的な長さは、
1時間~1時間半くらいなのではないでしょうか?
それだと、
相当体力のある人でも、
しっかりとオールアウトするように進めていくと、
後半の種目では疲れが出てきて、
最大限の力が発揮できないということもあるものです。
それらは全て、
「トレーニング時間が長すぎる」
ことが原因なのです。
北島達也先生の解説動画です。
そもそも、筋トレの目的とは?
そもそも、何のためにトレーニングをするのでしょうか?
それは、
「短期間で、カッコよく体を変えるため。」
ですよね。
そしてそのために必要なことは、
「脳に、より筋肉が必要であるということを伝え、
筋肉を成長させるスイッチを入れる」
ということです。
逆に言えば、
筋トレをするのは、
この「スイッチを入れる」だけ
のためなのです。
よくある勘違いは、
筋肉を長時間披露させることが
バルクアップの秘訣だと思っている方がいますが、
全くの間違いです。
より多くの筋肉が必要な環境であると、
脳に認識させること
これにつきます。
どれだけ長く傷めつけても、
これができていないと、
筋肉は成長しません。
時間短縮の秘訣7秒ルール!
では、
最も効果的に脳のスイッチを入れる方法は
何でしょうか?
それは、単純に、
「7秒間、特定の筋肉に限界の力を入れること。」
これだけです。
やることはシンプル。
ただ、だからと言って、
7秒だけじゃ駄目です。
なぜなら、
いきなりパッとやって、
最大の力は出せないので、
徐々にウォーミングアップをして、
最終的にピークをこの7秒のところにもってくるのです。
なので、
準備に3~4分くらい
トータルで5分くらい。
これが、
本来一部位のトレーニングに必要な時間です。
60分くらい必要などといった説明は、明らかなウソ。
もちろん、持久力目的ならば良いです。
でも、
「体をかっこ良く、短時間で変える」
という目的からしたら全くNGなのです。
48~72時間に1回のワンチャンス!
さらに言うと、
人間が、最大筋力を出せるのは、
48~72時間の間に1回しかありません。
だから、だらだらと長くやっても、
時間の無駄なのです。
ただ疲れるだけで、
回復にも悪影響で怪我も増えます。
チャンスはワンチャンス。
例えば、
オリンピックの短距離走。
予選で余裕で走るのは、
そこで最大筋力を使ってしまうと、
決勝で最大筋力を出せないからなのです。
「長くやればいい」
は、根本的に間違い。
意味があるのは、最大の力を出す7秒間。
それを作り出せていなければ、
1時間、90分、とかやっても無駄。
効率よくスイッチを入れるためには、
5分で充分なのです。
あとは栄養
あと同時に栄養も必要です。
いくら脳に正しい刺激が入ったとしても、
材料が無ければ、何も作れません。
なので、
適切にタンパク質やサプリメントを摂取
しましょう。
トレーニング&プロテインは、
かっこいい体をつくる最短距離。
アメリカでボディービルの大会に出ていた頃は、
「いかに、効率よく、無駄のないことを、楽にできるか。」
これを徹底的に追求していました。
それは一般のダイエットやトレーニングにも応用できます。
時間は5分あれば充分過ぎるくらい。
と言って良いでしょう。
だらだらと長くやるのではなく、
最大筋力の7秒を作り出しそこに集中すること。
これは、時間短縮のためというよりも、
これが正しいやり方なのです。
本当は長時間やった方がいいのではなく、
短時間が最も効率的、効果的な方法です。
youtube動画
一言コメント
私はもともと、
朝、出社前にトレーニングをしていたのですが、
どうしても時間がかかってしまい、
もっと効率的な方法はないのかと模索していた時、
北島先生に出会いました。
以来、この7秒ルールを元にして
ワークアウト方法を改善した結果、
時間の短縮にもなりましたし、
以前よりも成果が出やすくなりました。
まじめにしっかりとやることが素晴らしいという価値観
を持つことが多い日本人には、
一見すると、
長時間疲れるまでやった方がいいと思ってしまいがちですが、
そうではなかったのです。
それでもやらないよりはましでしょうが、
7秒を意識し、集中するだけで、
もっと効果が出るのです。
また、
以前こんな話を聞いたことがあります。
「私は今、筋トレしてるから」と言って、
電車で席が空いているのにずーっと立っている一般人の横で、
ボディービルダーは座っている。
中途半端な負荷を長時間かけるのは、
持久力をつける目的ではいいですが、
筋肉を発達させる意味では、
もっと大きな最大限の力を一時的に出して、
その後「休む」。
このメリハリが大切なんだとつくづく思います。